このページではビジネスブログ型ホームページの成功要因について説明します。
さてそれではホームページの作り方として、皆さんが最も気にする「ホームページのデザインについてお話ししてみましょう。
大手ホームページ作成業者の問題点
まず最初に、従来からホームページを運用し、今回「ブログ型ホームページ」でリニューアルしたお客様の体験談からお話ししましょう。
(人材派遣会社 企画開発部 部長 Tさん 体験談)
恥ずかしい話ですが、今までは「一番良くないパターン」にはまり込んでいたようです。大手広告代理店にお願いし、カラフルかつ今風の作りにしていましたが、使い勝手が悪く、ホームページの役割を果たしていなかったようです。
Tさんがお便り頂いた「一番良くないパターン」というのは、実は多くの中小企業さんが、はまっているパターンです。
一般的に、大手のホームページ作成業者というのは、「お洒落な」ホームページを作ることには大変長けています。
でも、お洒落と言うことと、社長さんの商売につながるというのは別問題。
多くの場合、ホームページ作成を担当する「Webデザイナー」というのは、「商売」をしたことがありません。当然、ホームページを通じて、売上げを立てるというノウハウにも乏しい訳です。
ホームページ作成会社の多くは、営業マンとWebデザイナーは別々に別れています。そして営業マンは既存客からの紹介で新規のお客さんを獲得し、Webデザイナーはそのお客さんと相談しながら「見栄えの良い」ホームページを作るわけです。
Webデザイナーが自分で営業しているわけではありませんから、「お客さんを開拓する」ホームページを作るノウハウは持ち合わせていないのです。
売上に繋がってこそのホームページ
そもそもいくら見栄えが良くても、売上げに繋がらなければ、何の価値もありません。
実店舗でも、お金をかけて内装を豪華にすれば「お洒落な店舗」にするのは簡単です。
でもいくらお洒落にして見栄えを良くしても、売上げにつながるかは別問題。ダイソーの100円ショップみたいに、内装にお金をかけなくても、売上げをあげている店舗はたくさんありますよね。
ホームページも同じなのです。
見栄えの良いホームページより、売上げに繋がるホームページを目指したほうが、商売という観点からは重要だと思いませんか。
ホームページの作り方として、重視すべき「デザイン」とは、「おしゃれな」デザインではなく、「商売につながる」ホームページのデザインなのです。
おしゃれなサイトはブランド作り
さてもう一件、お客様からのお便りをご紹介しましょう。
(神奈川県川崎市 Nさん 体験談)
以前から起業準備をするにあたり、ホームページを立ち上げるための予算として、30万円の枠をとり、さてどこに作ってもらおうかと悩んでおりました。
たまたまURLの広告で御社のホームページに訪れたのですが、まさに「目からウロコ」でした。
ホームページを作れと言われると、何か、何日もデザインを練って、お洒落な色づかいをして、美しく見せなければ!、印象の良いホームページにしなければ! なんて思うと、変に不安になって、やっぱりプロにお願いした方がいいな、とずっと思っていました。
でもよく考えてみれば、情報を提供することが目的なんですよね!
御社のノウハウを参考にしながら、まずは自分で作ってみようと思います。
Nさんのご意見に対して、あなたはどう感じましたか?
さて、ここであなたに質問です。
「お洒落なホームページを作れば、売上は増えるでしょうか?」
答えはお分かりですよね。お洒落なホームページと、売上の間には、何の関係もありません!
お洒落なサイトの代表格と言えば、ファッション系のサイトです。まさに「お洒落の粋」を尽くした、プロ中のプロが腕を競ったコンテンツを用意しています。
例えば、ルイ・ヴィトンのサイトにアクセスしてみてください。
もう無茶苦茶格好良くてお洒落です。「さすが、プロが作ると違うよね〜」って感じです。(私も、一度でいいから、こんなホームページを作ってみたいな、と思いますけどね・・・・(^_^;
ですが、はっきり言って、このサイトは「ホームページ経由の売上」にはほとんど貢献していないと思います。
このサイトの目的は、ホームページで商売することではなく、ホームページを通じて「ブランドイメージを高める」ことです。雑誌やテレビの広告と同じレベルで、おしゃれなブランドをアクセス者にアピールしようとしているのです。
そしてこれができるのは、既に確立されたブランドを持つ大企業だけ。
大企業は「おしゃれな」ホームページを作るのに、多額のお金を投資しても、「ブランドを高める」という意味で、充分ペイします。
八百屋さんの店舗で「おしゃれさ」が必要ですか?
でも中小企業の場合は、ほぼ100%、こうしたアプローチは割に合いません。
例えば町の八百屋さんが、何百万円もお金をかけて、銀座の一流宝石店のような内装にしても、その投資に見合う売上を得るのは、ほぼ不可能ですよね。
八百屋さんのお客さんは、内装がお洒落だから買いに来るのではなく、それ以外の理由、例えば商品が良い、価格が安い、店長が愛想良い等、内装以外の理由で買いに来るのです。
ですから内装にお金をかけるよりも、別の所にお金をかけたほうが、投資効果としてははるかに効果が高い訳です。
ホームページも同じです。
いくら「お洒落なデザイン」でコンテンツを並べても、「お客さんをその気」にさせなければ、ホームページで物は売れません。
そしてお客さんをその気にさせるのは、「お洒落さ」ではなく、ホームページを貫く「ストーリー」と、提供されている「情報の質」なのです。
というわけで、あなたも「お洒落なホームページ」を作るために、大金を投資しないようにしてくださいね。
さて、ホームページの作り方に際して、最も重要なのは「おしゃれな」デザインではなく、「商売につながる」ホームページのデザインだということがご理解頂けたと思います。
それでは次に、「画像の使い方」についてお話ししてみましょう。
さて続いては、ホームページの作り方をご説明する際に避けては通れない、「画像の使い方」について考えてみましょう。
お客様からのご質問
まず最初に、会員さまからのご質問をご紹介します。
(愛知県 Kさん)
ひとつ質問ですが 我社もホームページを持っているのですが、業種が画廊業とあって、作品を少しでも多くの方に見ていただきたく、どうしても画像が多いホームページなんですが、やはり良くないのでしょうか?
それでは、Kさんのご質問に答える形で、ホームページにおける画像の利用について考えてみましょう。
ご質問のポイントのうち、
ひとつ質問ですが 我社もホームページを持っているのですが、
業種が画廊業とあって、作品を少しでも多くの方に見ていただきたく、
どうしても画像が多いホームページなんですが、やはり良くないのでしょうか?
にお答えする前に、
・ホームページの目的は何か?
について考えてみましょう。
ホームページ作りの目的は?
もし
・ホームページ作りの目的が、画像を見せること
であれば、たくさんの画像を掲載することは問題ないと思います。
しかし、ホームページ作りの目的が、
・画像の紹介を通じて絵を販売すること、あるいは
・画廊に来店してもらうこと
にあるのだったら、「たくさんの画像を掲載すること」が、必ずしも上記の目的実現に直結するわけではありません。
パンフレットに写真を載せても、お客さんは来店しません
例えば街中で、「絵の写真だけが何百枚も印刷されたチラシ」を渡されたとします。
この写真だけのチラシを見て、画廊に行きたいとか、絵を購入したい、とか思うでしょうか。写真カタログのように、何十ページにも渡り、延々と写真が印刷されていても、普通の人は画廊に行きたい、とは思わないでしょう。
通常のチラシの場合、チラシを見た人に画廊に来店してもらうためには、それなりの「仕掛け」が必要です。
例えばチラシの中で、「来店すれば、日本でここにしか置いてない絵画が見れます」とか、「来店してくれたら、もれなく○○○○○を差し上げます」といった、「エサ」を仕込む訳です。
チラシを見た人に「来店するメリット」をアピールすることによって、「この画廊は面白そうだから、ちょっと立ち寄ってみようかな」という気持ちにさせる訳ですね。
こうした「チラシのストーリー」において、「絵の写真」は補助的な役割になります。
あくまでも、来店に誘導する「エサ」(マーケティング用語では「オファー」と言います)が、チラシを見た人に訴えかけるのであって、決して「絵の写真」が来店を促すものではありません。
ホームページも同じです。
ホームページのストーリーを補完するように画像を使う
ホームページの画像は、あくまでも「ホームページのストーリー」を補助するものです。画像を何百枚も掲載しても、決して来店にはつながりません。
例えば町の八百屋さんが、何百万円もお金をかけて、銀座の一流宝石店のような内装にしても、その投資に見合う売上を得るのは、ほぼ不可能ですよね。
八百屋さんのお客さんは、内装がお洒落だから買いに来るのではなく、それ以外の理由、例えば商品が良い、価格が安い、店長が愛想良い等、内装以外の理由で買いに来るのです。
ですから内装にお金をかけるよりも、別の所にお金をかけたほうが、投資効果としてははるかに効果が高い訳です。
ホームページも同じです。
いくら「お洒落なデザイン」でコンテンツを並べても、「お客さんをその気」にさせなければ、ホームページで物は売れません。
そしてお客さんをその気にさせるのは、「お洒落さ」ではなく、ホームページを貫く「ストーリー」と、提供されている「情報の質」なのです。
というわけで、あなたも「お洒落なホームページ」を作るために、大金を投資しないようにしてくださいね。
さて、ホームページの作り方に際して、最も重要なのは「おしゃれな」デザインではなく、「商売につながる」デザインだということがご理解頂けたと思います。
それでは次に、「画像の使い方」についてお話ししてみましょう。
まずは、ホームページの目的を考える。
↓
そしてその目的を実現するための、「エサ(オファー)」を、ホームページ上に明記する。
↓
その「エサ(オファー)」を補完するために、効果的な画像を活用する。
繰り返しになりますが、画像は「手段」です。
画像を見せることが目的ではなく、ホームページの目的を実現するために、どんな画像を、どのように利用すればよいのか、それが腕の見せ所になって来ます。
ホームページを作るに当たっては、ぜひこんな風に考えて、画像の利用方法を見直してみて下さい。
さていよいよ次は、「商売につながるホームページの作り方」の最重要ポイント「文字ベースのコンテンツ」についてお話ししてみましょう。
さて続いては、ホームページの作り方をお話しする際に必ず理解しておかなければいけない、「テキスト(文字)中心のホームページ作り」についてご説明します。
なお本コンテンツは「会話調」で説明してみます。(会員Aさんと私の会話です)
ホームページをテキストで作ろう!
私 | 「Aさんのホームページって、画像を使って、かなり複雑に作ってますよね。プロの人でないと、こういうコンテンツの修正は難しいですよ。」 |
A | 「そうでしょう。本当は自分でコンテンツ作れるんだったら、作りたいんですけどね。」 |
私 | 「そうですね・・・。今のホームページをいじるのは、結構手間がかかるしな〜。じゃ、いっその事、新しいホームページを一から作ってみませんか。私が少し手伝ってあげますから」 |
A | 「はあ。でも、また何十万円もかかるんでしょう。」 |
私 | 「いえいえ。今のAさんのホームページみたいな、画像コリコリのホームページじゃなければ、そんなにかかりませんよ。10万円くらいかな。」 |
A | 「えっ。そんなに安いんですか」 |
私 | 「そうですよ。しかも、最初に作ってしまえば、あとは自分で自由にコンテンツの修正・加工が簡単にできますから。」 |
画像を利用してホームページを作ると、コンテンツの修正や追加に、大変な手間がかかります。
Aさんのホームページを分析してまず目に付いたのが、「画像」主体のホームページだと言うことでした。プロの業者に作ってもらっているのですが、その人が「デザイン重視」で作ったため、ほとんどの文字を「画像」で作っているんです。
見た目はお洒落なんですけど、修正するのにかなり手間がかかる形になっていて、ちょっとコンテンツを修正すると「はい、修正費用30万円、也」みたいな世界でした。
一方、「画像」を使わないで「テキスト(文字)」中心に作れば、10万円もあれば、そこそこのホームページが作れます。
そして「テキスト」ベースで作れば、Aさんのようなホームページの「素人」でも、あとで自分でコンテンツの修正・追加が可能だと言うわけです。
もし、あなたの会社のホームページが、Aさんと同じように、
・自分で修正できない、
・お金がかかる、
・アクセスが少ない、
・画像利用でお洒落だけど商売につながらない、
と言った悩みをお持ちなら、今までのホームページとは別に全く新しくホームページを立ち上げる事をお勧めします。(ちょっと勇気がいるかもしれませんが・・・。)
商売につながるホームページはテキスト(文字)から
A | 「自分でコンテンツ作るって言っても、どうすれば良いんですか?」 |
私 | 「Aさんはワープロ打てますよね。ワープロが打てれば、誰でもホームページ作れますよ。」 |
A | 「私くらいのワープロレベルでも、問題ないんですか?」 |
私 | 「そうですね〜。まあ、Aさんのワープロレベルは、かなり低いですけど、キーボードが打てれば何とかなりますよ。(^^)」 |
A | 「具体的には、どうすれば良いんですかね?」 |
私 | 「まずは、ワープロで“コンテンツ”を作ってください。絵とか記号とかを使わないで、とにかく文字(テキスト)で、コンテンツを作りましょう。」 |
A | 「ほうほう」 |
私 | 「ホームページはコンテンツが命。ですから、お金をかけて“お洒落な”ホームページを作る代わりに、内容が充実したコンテンツを“テキスト”で作るんです。繰り返しになりますが、中小企業は文字(テキスト)中心でコンテンツを充実させるのが、商売繁盛の大原則です。」 |
A | 「なるほどね。」 |
私 | 「皆さん、よく間違うんですけどね、インターネットユーザーは、お洒落なホームページを必ずしも喜ぶわけじゃないんですよ。中小企業とか、お役所とかで多いのが、ホームページにアクセスすると、いきなり訳の分からない“絵”が、クルクル回り出すのがありますよね。時には、音楽までついてて。こういうサイトは“お洒落”かもしれませんが、実用的ではないので、ネット上では“小馬鹿”にされています。」 |
A | 「えっ、そうなんですか? じゃあ、うちのホームページは?」 |
私 | 「Aさんのホームページは、別にアニメーションが動く訳じゃないから、まだましですけどね。でも、ぱっと見、おしゃれなんですが、中身が全然ないんですよね。」 |
A | 「やはりそうですか。いや私もそうかな、なんて思ってはいたんですけどね・・・・」 |
画像や音がもてはやされたのは、一昔前の話です。画像や音が多用されたホームページは、ダウンロードするのに時間がかかるので、「本当のプロが作った優秀なサイト」でもない限り、ほとんど喜ばれません。
お客さんは画像を見にくるのではなく、「自分の欲しい情報」を探しにくるのです。
そしてその情報を提供するには、画像ではなく、「豊富な文字(テキスト)情報」で提供するのが一番なのです。
繰り返しになりますが、「おしゃれなデザイン」を重視して「画像」を駆使した中身のないホームページを作るよりも、「テキスト(文字)」中心で、お客さんに喜ばれる情報をたくさん提供しましょう。
情報量と、売上が正比例すると思って頂いて結構ですから。
さて、それでは続いて具体的なコンテンツ作成のポイントについてお話ししていきましょう。
それではホームページについて、具体的なコンテンツの作り方をお話ししていきましょう。
会員さんのお便り
まずは、【ビジネスブログ型】でホームページを作成させて頂いた会員さんのお便りをご紹介します。
(有限会社デコ代表 佐々木小太郎さま )http://www.c-deco.jp/
「う〜ん、なるほど、こう出来たのか、いいじゃないですか」
満足しているのは出来上がったホームページだけではない、出来上がるまでのスタッフの方の対応や、的確なアドバイス、わからないことは納得の行くまで説明をしてくれたこと、メールと電話でのやりとりで、良くここまでの作品を作ってくれたな〜と感心をしております。
作成中に大きな山がありました。それは「客観的に見るとどのような表現になるか?」という問いかけでした。
自分の言いたいこと・表現したいことは出てくるのに、「客観的」に見られないことが大きなテーマとして残った。「人の顔はよく見えるのに、自分の顔は見えない」ということで、思索の上、大転換で解決した。ホームページの構成を見ていただければ判る人には分かるでしょう。
さてこれからが本番である、どのように使いこなすかで価値は高まっていくでしょう。
情報提供型のホームページ
佐々木さんはカーテンショップを経営されていて、「ファッションカーテン」という新しいカーテンの概念を広めようと、日夜努力されています。
上記のホームページにアクセスされると分かりますが、一般的なカーテン屋さんの
・「商品画像オンパレード」のホームページ
ではなく、
・「お客さんが必要な情報」を
・「お客さんの立場」で提供する
・「情報提供型」のホームページ
に仕上がっています。
我々はこうした「情報提供型のホームページ」を多くの会員さんにお勧めしています。
確かにこうしたホームページは、「文字が多く」て「お洒落度にかける」ため、好き嫌いが別れます。「お洒落な写真」をたくさん使って、「それらしい」コンテンツを作るのが、今の「はやり」のホームページですから。
しかし私の経験からすると、写真のオンパレードのホームページは
・「商品紹介型」のホームページ
になりがちです。
そして商品紹介型のホームページの場合、商売につなげるのが非常に難しいのです。
優秀な営業マンと同じアプローチ
営業成績の良い営業マンは「商品の紹介」をする前に、「お客さんの悩みの解決」や「お客さんのニーズを満たす」ためにどうすれば良いかについて、お客さんに色々な話をします。
まずは「お客さんの悩みを解決するための情報」を最初に提供して、お客さんの信頼を勝ち取った後に、初めて商品の紹介をすると思います。
ホームページも同じ事。
いきなり商品紹介から始めても、なかなか物は売れません。
あなたのホームページにアクセスする人は、
・あなたの「商品」を買いに来ている
訳ではありません。
商品を買いに来ているのではなく、
・自分の「悩みやニーズ」を解決する「情報」を収集する
ためにホームページにアクセスしているのです。
従ってこうしたニーズに応えてあげないと、アクセスした人はあなたのホームページに興味を失って、すぐに別のサイトに移動してしまいます。
まずは
・「お客さんの悩みやニーズ」を解決する「情報」を提供する
ことによって、アクセスした人の気持ちを掴みましょう。
アクセス者に役立つ情報を提供して、
・このホームページは、役に立ちそうだ
と思ってもらいましょう。
「このホームページは役に立ちそうだ」と思ってもらって初めて、商品の紹介に興味を持ってもらえるのです。
この順番を間違えるとなかなかホームページでは反応が取れません。
実店舗を補完するホームページ
ところで「お客さんに豊富な情報を提供する」と言っても、実店舗で行えることといったら、
・営業マンが説明する
・分厚いパンフレットを作る
と言った手段しかありませんので、コスト面や手間の面で、なかなか実現するのが難しいのが現実です。
しかしチラシや広告に「情報をたくさん掲載する」のは難しくても、「ホームページアドレスだけを掲載」し、詳しい情報はホームページを参照してもらうことは可能です。
パンフレットやチラシといった紙の資料で、「豊富な情報」を提供しようとすると、印刷コストや配布コストが馬鹿になりません。でもホームページであれば、簡単にこうした情報を提供できます。
またホームページで情報を事前に提供しておくと、後で営業マンが訪問した際にも、説明がずっと簡単になるという効果もあります。
こうした意味で、
・ホームページを、実店舗の営業活動を補完する
「情報提供チャネル」に仕立て上げる
というのは、非常に有効な戦略です。
以上、ホームページのコンテンツとして、「お客さんが喜ぶ情報の提供」が重要だということがお分かり頂けたことと思います。
ぜひ、ホームページにお客さんが喜ぶ「情報コンテンツ」をたくさん用意していって下さい。
さてそれでは、次に会社案内のページについて考えてみましょう。
さて続いては、ホームページのコンテンツとして非常に重要な「会社案内」の作り方についてお話しします。
なお本コンテンツも「会話調」でお届けします。(会員のAさんと私の会話です)
会社案内について
私 | 「それじゃ、今日はホームページのメニュー構成を考えてみましょうか」 |
A | 「どんな感じが良いですかね」 |
私 | 「最初なので、それほどまだ凝らなくて良いと思いますから、オーソドックスな感じで行きましょう。こんな感じでどうですか。」 ・トップ ・○○でお悩みのかたへ ・■■サービスのご案内 ・よくあるご質問 ・○○事務所について |
A | 「○○事務所について、と言うのは、普通の会社案内みたいな奴ですよね。」 |
私 | 「そうですね。住所とか、地図とか、提供サービスとか、そういう一般的な内容を書けば良いと思います。会社案内のパンフレットだと思えば良いです」 |
A | 「企業理念、みたいなのは、どこに入れるんですか?」 |
私 | 「この会社案内の所に入れるのが多いですね。たまに、トップページに書いてたりもしますけど。でも企業理念なんて、誰も読まないですけどね。」 |
A | 「はっはっは。やっぱり誰も読まないですか。」 |
私 | 「でも、この会社案内のページって、アクセス多いんですよ。」 |
A | 「へえ、そうなんですか。」 |
私 | 「有名なサイトだと、そのサイトの提供元なんか誰も気にしないんですけど、今回みたいな小さいサイトで、しかも情報提供型だと、アクセスする人が情報提供者ってどんな人だろう、って思うんですね。」 |
A | 「なるほどね~。」 |
私 | 「自分もいくつかのサイトで統計とってますが、大体トップページアクセス者の15~25%が、この会社案内のページをクリックしますね。」 |
A | 「じゃあ、会社案内のページって、結構大切ですね。」 |
私 | 「そうなんですよ。ここでしかっりとした印象を与えないと、いくらメインコンテンツが良くても、マイナスポイントになってしまいますからね。」 |
会社案内へのアクセスの状況
自分もアクセスの統計を取ってみて意外だったのが、この会社案内ページへのアクセス量でした。
娯楽系のサイトだとまた違うんでしょうが、一般的な企業のホームページの場合は、思ったよりも会社案内へのアクセスが多くなります。
私が運営している、とあるサイトでは、アクセス率はこんな感じです。
トップページ | 100% |
---|---|
コンテンツ1 | 21% |
コンテンツ2 | 12% |
コンテンツ3 | 11% |
コンテンツ4 | 13% |
会社案内 | 20% |
これを見ても分かるように、トップページを除けば、メインコンテンツと同等のアクセスがあるのです。
従って、コンテンツを作るときには、会社案内に力を入れることが大切です。
しっかりとしたコンテンツを用意して、アクセスしてくれた人の信頼感を獲得できるように注意しましょう。
会社案内作成のポイント
それでは具体的な会社案内作成のポイントを見てみましょう。
まず、できれば社長さんやスタッフの顔写真を掲載した方が良いです。
「顔写真を掲載するくらいだから、きちんとした会社なんだろう。」とアクセスした人に思ってもらうことがポイントです。
また住所氏名は必ず明記しましょう。当然、連絡先の電話番号は必須です。
時々、電話番号に「携帯番号」を記載しているホームページがありますが、個人サイトならともかく、企業のホームぺじの場合は、携帯電話番号の利用は厳禁です。
ホームページで「騙される」ことを一番恐れているお客さんからすると、企業のホームページの電話番号が「携帯番号」という一点だけで、とても安心して注文することができなくなってしまいます。
いずれにしても、会社案内ページの最大の目的は、「アクセスしてくれた人の信頼感を獲得する」ことです。そのために、細心の注意を払いましょう。
それでは次に、ホームページの作り方を考える際の最重要ポイントの一つである、「申込みページ」の作り方についてお話ししてみましょう。
さて続いては、ホームページの作り方を考える際に、成果に直結する重要ポイント「申込みフォーム」の改善点についてお話ししてみましょう。
「申込みフォーム」や「購入フォーム」は、ホームページの最後の仕上げ部分にあたります。ここの部分でお客さんを逃がしてしまうと、何のために一生懸命ホームページを作っているのか分かりません。
この意味で、申込みフォームや購入フォームの作成にあたっては、細心の注意を払いましょう。
コンバージョンレート(申込み率)
さて、ホームページにアクセスしてくれた人のうち、実際に資料請求してくれた人の割合のことを、「コンバージョンレート」(CR:申込み率)と呼びます。
ホームページの効果を高めるためには、このコンバージョンレートをアップすることが大切です。
ところで平均的なホームページの場合、
・1,000人のアクセス者に対して、
・申し込みをしてくれる人は、わずか「5人」
くらいです。
一方、【ビジネスブログ型】のホームページの場合、提供してるサービスや、ホームページのコンテンツでかなりばらつきがあるのですが、
・1,000人のアクセス者に対して、
・申込者の人数は、「40人〜50人」
といった所です。
もちろん最初からこんなに高い数値がでた訳ではありませんでした。最初のホームページでは、1,000人のアクセスに申込者「0人」ということもありました。(^^ゞ
しかし、そうした数々の失敗をもとにして、今の数値を出せるようになって来たのです。本日は現場で身につけたノウハウから、比較的効果が出やすいポイントをお教えしましょう。
申込みフォームで立ち去る人が多い
まず最初のポイントは、「申し込みフォーム」の改善です。
申し込みフォームというのは、商品の購入や資料の請求をする際に、自分の住所・氏名を入力するページのことです。
さて、申し込みフォームというのは、実店舗で言うと「レジ」にあたります。
実店舗では店員の目が気になりますから、レジまで商品を持って来て、「やっぱり購入するのはや〜めた」という人は余りいません。
でも、ホームページの場合は、レジ(=申し込みフォーム)までやって来た人のうち、申し込みを行わないで帰ってしまう人が、相当たくさんいます。
うちの場合だと、問い合わせフォームにアクセスしてくれた人のうち、半分以上の人は申し込みを行いません。つまり、申し込みフォームというレジの前まで来た人のうち、半分以上の人は商品を購入することなく立ち去ってしまうのです。
そして申し込みフォームのできが悪いと、立ち去ってしまう人が90%以上、というのも決して珍しくはないのです。
申し込みフォーム改善のポイント
さて申し込みフォームにアクセスした人に、そのまま申し込みをして頂くために重要なのが、
「入力項目を、極力少なくする」
という点です。
ネットユーザーはせっかちな人が多いので、申し込みフォームの入力項目が多いと、面倒くさがって申し込みを断念してしまいます。
よく申し込みフォームで、性別や年齢、あるいは「どのようにこのホームページをお知りになりましたか?」というアンケートをしているホームページがありますが、こうしたホームページの場合、アンケートに答えるのが嫌で申し込みをしない人がかなりいます。
また、電話番号の入力を必須にすると、申し込み比率がかなり低下します。私の経験では、電話番号の入力項目を削除したとたんに、申し込み比率が20%アップしたこともあります。
インターネットで、個人情報の漏洩を心配する人はたくさんいます。そういう人たちにとっては、電話番号や生年月日といった個人情報を、見ず知らずのホームページに登録するのは、相当勇気がいることなのです。
いずれにしても、申し込みフォームの入力項目数と、申し込みの比率は反比例します。申し込みフォームを作るときは、最小限の項目に絞って作成しましょう。
申し込みフォームで信頼感を与える
入力項目の数を減らすのと同じくらい重要なのが、「申し込みフォームで、信頼感を与える」と言うことです。
実店舗でも、レジのお兄さんがパンチパーマの人相の悪い人だと、商品を購入するのをためらうと思いますが、ホームページも同じなのです。
店員とお話しすることができないインターネットでは、この「信頼感」が非常に大切になります。「何となく怪しい」ホームページでは、物を売るのは本当に難しいです。
それでは、信頼感を与えるにはどうすれば良いでしょうか?
細かいテクニックは色々とありますが、次の二つが「お手軽」で「効果的」な方法です。
方法1:連絡先の電話番号を、各ページに明記する
方法2:スタッフ(できれば社長、店長)の写真を掲載する
会ったこともない人から、物を買うわけですから、「当店は信頼できますよ」ということを、とにかくアピールする必要があります。そのアピール方法として、電話番号とスタッフの写真は、非常に効果的です。
「何かあっても電話できる」という安心感、あるいは「写真を出すくらいだから、きっと大丈夫だろう」という期待感が、御社の信頼性を高めてくれる訳です。
でももちろん「写真」は映りの良いのを選んでくださいね。間違っても「人相の悪い写真」は使わないように・・・(^_^;
以上で、申込みフォーム改善のポイントがご理解頂けたことと思います。ぜひ申込みフォームを改善して、「レジの前で立ち去る人々」を減らして行って下さい。
さて続いては、ホームページ作成の現場の話を少ししてみましょう。
今まで社長さんの立場に立った「ホームページの作り方」をお話ししてきましたが、少し話題を変えて、ホームページの作成現場を見てみましょう。
ホームページを作るときに、どんな資料が必要か?
【ビジネスブログ型】でホームページを作るケースを例に、ホームページ作成を進める時のポイントを少しお話ししてみます。
ホームページ作成であれ、通常のシステム開発であれ、コンピューターで動作する「プログラム」を開発する際に必要な「資料」というのは、実は基本的に同じです。
大規模なシステム開発で最も大切なのは、「どのようなシステムを開発するのか」を、分かりやすく記した「設計書」です。お客さんのニーズをくみ取り、それを我々とお客さんが共有できるように、「設計書」という形でドキュメント化していきます。
この設計書が上手く作れていないと、実際のプログラムが完成した後に、「こんなシステムをお願いした覚えはない!」ということになってしまう位、非常に大切な資料です。
ホームページの設計書
さて、ホームページ作成に関しても、基本的にこの「設計書」が非常に重要になってきます。
【ビジネスブログ型ホームページ】の場合だと、お客さんのホームページに対するニーズをヒアリングした後、その情報をベースに「ホームページの設計書」を作成します。お客さんから伝えられた口頭での情報を、きちっと「文書に整理する」ことにより、お互いの意志疎通を図り、両者のベクトルを合わせて行くわけです。
そして、ひとたびこの「設計書」ができあがれば、後はお互いこれをベースに話を進めることになります。
ホームページデザイナーは、設計書作りが苦手
ところで、巷の「ホームページデザイナー」は、この「設計書」を作ることを嫌う人が少なくありません。
ホームページデザイナーは、パソコンのプログラムを自分一人だけで開発してきた人が多いのですが、こうした人はえてして、「資料を作ること」を非常に嫌います。
今まで、いわゆる「ドキュメンテーション」と無縁で仕事をして来た人が多いので、いきなり「お客さんのニーズを設計書にまとめなさい」と言われても、どうすれば良いのか分からないのです。
そのため、多くのホームページデザイナーは設計書を作ることなく、「お客さんの作りたいホームページのイメージは分かりました。後はこちらで作っておきますので、できあがったらご確認下さい。」というような仕事の進め方をします。
その結果、「できました」という連絡をもらって、大喜びで駆けつけてみると、全く想定していたものと違っていた、というケースが後を絶ちません。
これがもし、事前に「設計書」をきちっと作って、その設計書をもとにして、何回もお客さんとコミュニケーションを取って入れば、こんな風には絶対にならないのです。
もしあなたがホームページ作成業者を選ぼうとしているのなら、「御社ではどんな設計書を作っていますか?」と聞いてみてください。
もし「設計書」を作っていないという業者だったら、そこと契約するのはやめた方が良いと思います。
ホームページ作成の進め方
さてそれでは、一般的なホームページ作成の進め方についてご説明しておきましょう。
例えば、我々のホームページに作成の進め方は、このような感じです。
【 ホームページの作成フロー】
お申し込み(お客様) |
↓
各種資料を同封したスタートパッケージ送付 (当会) |
↓(宅急便)
スタートパッケージ受領 (お客様) スタートパッケージ同封の、ヒアリングシート記入(お客様) ヒアリングシート送付(お客様) |
↓(FAX、メール)
ヒアリングシート受領 (当会) 追加ヒアリング実施 (当会→お客様、電話) ホームページ設計書作成 (当会) |
↓(FAX、メール)
ホームページ設計書受領・確認 (お客様) 個別ディスカッション (お客様←→当会 電話) ホームページコンテンツの原稿作成・送付 (お客様) |
↓ (メール、郵送)
ホームページドラフト版作成 (当会) |
↓
ホームページドラフト版確認 (お客様) 追加要望の通知 (お客様) |
↓
追加要望を反映 (当会) これを何回か繰り返す 最終版作成 (当会) |
↓
最終版確認 (お客様) |
要は、ドキュメントをベースにお客さんとのこまめにコミュニケーションを取ること、これがホームページ作成を円滑に進める最大のポイントです。
あなたもホームページ作成業者に頼む場合は、こんな感じで仕事をしてくれる業者を選んだ方がいいでと思います。
そうしないと、後で絶対後悔しますから。(^_^)
さて続いては、ホームページ開設後の「更新作業」について考えてみましょう。
ホームページの開設は、始まりの第一歩
「ホームページを立ち上げる」というのは、実店舗で言うと、「新しい店舗を新装開店する」ことに相当します。
そして実店舗では、「新装開店」は「始まり」に過ぎません。
開店したあと、どうやって「集客」し「販促」していくか、毎日試行錯誤が続きます。また、季節に合わせて、商品構成の見直しや、店頭ディスプレーの変更も行っていく必要があります。
つまり実店舗では、新装開店したあとが「勝負」だと言うわけです。
しかしホームページを初めて作成する人が間違うのが、「ホームページを作れば“終わり”」という考え方です。
最初にホームページさえ作れば、「あとは放っておいても売れていく」という風に考えてしまう人が多いのです。
でもホームページも実店舗と同じで、開店した時が「勝負の始まり」です。ホームページの立ち上げ後、定期的に「ホームページのコンテンツの見直し」を続けないと、ホームページで成功するのは不可能なのです。
実店舗で6ヶ月も手を入れない事はありません
にも関わらず、最初に作ったきり、半年以上も放ったらかしになっている、という企業のホームページが少なくありません。
忙しさのせいで、あるいはウェブ作成業者に支払うホームページの更新コストを惜しんで、作ったきりのホームページとなってしまうケースが多いのです。
ところで、実店舗ではどうでしょう。
最初にオープンしたっきり、商品の変更や、店内のレイアウト変更を行わない、なんてことはありえるでしょうか?
季節にあわせて売れ筋の商品を変更したり、商品説明のポップの差し替え、あるいは価格の見直し、といった作業を日常業務として日々実施していることと思います。
また、店内の内装に関しても、セール品を入り口においたり、ディスプレー商品を毎月変更したり、たまには店内の内装を変更したりもするでしょう。
ホームページも同じです。
ホームページはインターネット上の「仮想店舗」。当然、通常店舗と同じようなスタンスで臨む必要があります。
最初に作ったホームページが、いきなり満塁ホームランで売上倍増、というのはレアケース。継続的にホームページの変更を続けていかないと、なかなか商売に繋がるHPには成長していきません。
トライ&エラーが店舗運営の基本
ホームページに限らないですが、商売の基本はトライ&エラーですよね。
実店舗でも、「この商品が売れるだろう」と思って仕入れてみたけど、駄目だったので別の商品に変更してみる、というのは良くある事だと思います。
このトライ&エラーは、仕入れ商品に限りません。価格設定、店内陳列、広告のキャッチコピー、広告媒体、等々、商品販売プロセスの全てにおいて、試行錯誤しながら、最も効果的な販売方法を見つけていくわけです。
さてホームページですが、こちらも同じようにトライ&エラーが基本です。
ただホームページが実店舗より優れているところは、このトライ&エラーのコストが、実店舗よりもはるかに小さい、と言うことです。
例えば実店舗で新商品を仕入れる場合、店頭に一定数量陳列する必要がありますから、一定の在庫を抱えることになります。この新商品が売れれば良いですが、見込み違いで売れないとディスカウント販売となって大赤字、という可能性もあります。
一方、ホームページの場合は、新商品を販売する場合でも、ホームページ上の写真とコンテンツの差し替えだけですから、初期ロットの在庫リスクがありません。新商品を実際に仕入れる前に、ホームページ上で写真とコンテンツだけで販売する、ということが可能なのです。
また広告に関してもトライ&エラーのコストはかなり低いです。
実店舗で、新聞の折り込みチラシを配るとすると、部数にもよりますが、最低でも10万円以上の広告費用がかかってしまいます。10万円を広告費に投資して、元が取れるだけのノウハウが既にある場合は良いのですが、トライ&エラーの期間はこの広告費用が無駄になってしまう可能性も高いわけです。
でもインターネットの場合は、もう少し小ロットの広告手段が数多く提供されています。千円、2千円といった最低価格からの広告が可能です。こうした低価格広告でトライ&エラーを積み重ねて、ノウハウがたまれば、もう少し高額な広告に手を出して行けばよいのです。
こうしたホームページの事例に限らず、ホームページの世界は、パソコンのキーボードを叩くだけで試行錯誤ができます。実店舗のように、「実際の商品」を取り扱う必要がないため、このトライ&エラーのコストが実店舗よりもかなり低いわけです。
というわけで、ホームページのトライ&エラーは、実店舗より遙かに簡単です。
是非、何ヶ月もホームページを放ったらかしにしないで、トライ&エラーでホームページのチューニングを続けていきましょう。
それでは次は、いよいよ最後のコンテンツです。ホームページの更新作業についてお話ししてみましょう。
経営者のかたに「ホームページの作り方」をお話ししてきた本講座も、いよいよ最終回です。
本節では、ホームページで一番お金のかかる「ホームページの更新費用」について考えてみましょう。
読者からのお便りのご紹介
まず最初は、会員さんのお便りをご紹介しましょう。
(有限会社 ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツ
代表取締役 高萩徳宗)
( )http://www.beltempo.jp/
当社は障害者、高齢者向けの専門旅行会社を運営しているのですが、概ね周囲の方の意見は「高齢者向けにホームページで集客できるはずがない」でした。
それに【ビジネスブログ型ホームページ】を知るまでは、ホームページは「頑張っていい情報をマメに更新すれば見てもらえる」と信じていましたので、御社から頂く情報には驚くばかりです。
今はまだホームページ初心者ですが、担当の方に教わりながらついに、作成会社に依頼していたメンテナンスを自社で始めるようになりました。自分の手でやることによって社員のモチベーションも上がったような気がします。
ホームページは自社で更新しよう!
さて、高萩さんのお便りの中で、あなたに目を止めて頂きたいところは、ホームページの更新を自社で始めた、という部分です。
高萩さんのホームページは以下の通りですが、
アクセスして頂けるとお分かりになると思いますが、ホームページ的に言うと、決して「良くできたホームページ」ではありません。
もともと、プロの作成業者に依頼されていたのですが、その時から既に色々と課題を抱えられていました。
そしてその課題を一つずつ解決するために、「プロの業者に頼む」のではなく、「自分自身の手」で、ホームページの更新を始められた訳です。
本講座の読者の中にも、「今のホームページが気に入らないんだけど、変更するとお金がかかるから、放ったらかしにしている」と言う人が少なからずいると思います。
そうした人は、是非、高萩さんを見習って、「自分自身でホームページを更新する」ことを、強くお勧めします。
ホームページでは更新にお金がかかる
さて、多くのホームページオーナーは、コンテンツの更新をほとんど行いません。
これは、そもそも「そういう意識がない」というのも理由の一つですが、もう一つ忘れていけないのは、「コンテンツの更新にお金がかかる」という理由もあります。
実はホームページで一番お金がかかるのは、「月々のコンテンツ更新費用」なのです。
例えば30万円くらいでホームページを開設した場合、実店舗と同じペースで、店内の変更(=コンテンツの更新)を行うと、月々「5万円」くらいのコンテンツ更新費用が必要なります。
1ヶ月に「5万円」ですから、1年だと「60万円」。しかもこれが、未来永劫に続きます。
つまり、ホームページで一番お金がかかるのは、最初の「作成費」ではなく、毎月の「更新費用」なのです。
でも多くのホームページオーナーは、これだけのホームページ作成費用が出せないので、コンテンツの更新をほとんど行いません。
実店舗で、新装開店してから「店内を全くいじらない」という事はありえませんが、ホームページではそんな状態が少なくないのです。
その結果、ホームページがちっとも商売に貢献しない、という状況になってしまうのです。
更新費用を抑えるには・・
ではなぜ、ホームページの更新を行わないか、というと、それは「お金がかかるから」です。
そして、なぜお金がかかるか、というと、それは「業者にホームページの更新をお願いするから」です。
逆に、もし「自分」でホームページの更新を行えば、「月々5万円」の費用がかかりませんから、実店舗と同じように定期的に店内(=コンテンツ)の見直しが実施できるのではないでしょうか。
コンテンツ更新を業者にお願いするというのは、実店舗で言うと、店内の商品を補充したり、マネキンの服を入れ替えたりするのを、「全てお金を払って、外部の業者にお願いする」ようなものです。
ほとんどのお店では、こうした作業は店員自らが行います。しかし、なぜかホームページでは、店内内装(=コンテンツ)の変更を、業者にお願いするのです。
当然、多額の費用がかかってしまいます。
そして費用を惜しんでホームページの更新をしないため、ますますホームページが商売に貢献しないという悪循環にはまってしまうのです。
従って、ホームページで成功したければ、コンテンツの更新を自分で行いましょう。そうすれば、月々の更新費用もかかりませんし、業者に頼む手間も不要です。ページではそんな状態が少なくないのです。
その結果、ホームページがちっとも商売に貢献しない、という状況になってしまうのです。
自分で更新できるホームページ作り
ただそのためには、「あとで自分で更新できるように」最初のホームページを作らなければいけません。
ホームページの作り方も色々ありますから、下手な作り方をしてしまうと、普通の人が自分で更新するのは「ほぼ不可能」な状況になってしまいます。
具体的にどのような形でホームページを作れば、あとで自分で更新できるかというのは、うちのホームページ作成を参考にしてもらえればイメージが湧くと思います。下記にアクセスしてみて下さい。
今現在、ホームページ作成を進行中であれば、その業者さんに「あとで自分で更新したいので、そのつもりで作成して下さい」と頼んでおきましょう。
ホームページ作成業者は「月々の更新料」が利益の源泉ですから、お客さんに更新されると「商売あがったり」です。当然「お客さんが自分で更新できるホームページ」を作ったりはしません。
従って、最初から「自分で更新できる」ように業者に指示しておかないと、あとで自分で更新するのは「ほぼ不可能」になってしまいます。
是非、弊社が作成したホームページの成功例を参考にしてもらって、あなたが頼んでいる業者に、「自社で更新できるホームページ」を要望しましょう。そうしないと、毎年「60万円」も追加コストが必要になってしまいますから。
店内の陳列は自分で変更しますよね
さて繰り返しになりますが、通常の店舗では、店内の商品陳列やポップ作成を全部業者に丸投げしていたら、お金がいくらあっても足りません。また、売れ筋や季節の変化にあわせて、店員自ら色々と店内を変更して、始めて売上アップに繋がります。
ホームページも同じです。
ウェブ作成業者に丸投げしていては、お金がかかる割には、ちっとも良いホームページはできません。ホームページのコンテンツ変更は、商品や会社のことを一番良く知っている、御社自身が行うべきなのです。
別にプロのような「高度なテクニック」を駆使しなくてもホームページは更新できます。ワープロレベルの知識でも充分にコンテンツ作成は可能なのです。
例えば、冒頭で登場頂いた高萩さんの場合は、「障害者、高齢者向けの専門旅行会社」ですから、比較的珍しいサービスです。こうした珍しいサービスというのはインターネット向けで、上手くコンテンツを作れば、かなりの成果が期待できます。
しかしながら、こうした珍しいサービスというのは、通常のホームページ作成業者ではその良さをうまく表現できません。痒いところに手が届くようなサービスのニュアンスというものを伝えることは、どうしてもサービス提供者自身でないと難しいのです。
こうした理由からも、ホームページの作成は、是非是非、御社自らが手がけることを、強くお勧め致します!
決して「難しそう」と尻込みせずに、「何でも良いから、まずは始めてみる」くらいの感じで、軽い気持ちでトライしてみてくださいね。
以上、社長さんからみたホームページの作り方について色々とお話ししてきました。
この講座が少しでも御社のHP活用にお役立てれば幸いです。
御社がホームページを活用してさらなる発展を遂げられることを、心より祈念しております。
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