さて続いては、ホームページの作り方を考える際に、成果に直結する重要ポイント「申込みフォーム」の改善点についてお話ししてみましょう。
「申込みフォーム」や「購入フォーム」は、ホームページの最後の仕上げ部分にあたります。ここの部分でお客さんを逃がしてしまうと、何のために一生懸命ホームページを作っているのか分かりません。
この意味で、申込みフォームや購入フォームの作成にあたっては、細心の注意を払いましょう。
コンバージョンレート(申込み率)
さて、ホームページにアクセスしてくれた人のうち、実際に資料請求してくれた人の割合のことを、「コンバージョンレート」(CR:申込み率)と呼びます。
ホームページの効果を高めるためには、このコンバージョンレートをアップすることが大切です。
ところで平均的なホームページの場合、
・1,000人のアクセス者に対して、
・申し込みをしてくれる人は、わずか「5人」
くらいです。
一方、【ビジネスブログ型】のホームページの場合、提供してるサービスや、ホームページのコンテンツでかなりばらつきがあるのですが、
・1,000人のアクセス者に対して、
・申込者の人数は、「40人〜50人」
といった所です。
もちろん最初からこんなに高い数値がでた訳ではありませんでした。最初のホームページでは、1,000人のアクセスに申込者「0人」ということもありました。(^^ゞ
しかし、そうした数々の失敗をもとにして、今の数値を出せるようになって来たのです。本日は現場で身につけたノウハウから、比較的効果が出やすいポイントをお教えしましょう。
申込みフォームで立ち去る人が多い
まず最初のポイントは、「申し込みフォーム」の改善です。
申し込みフォームというのは、商品の購入や資料の請求をする際に、自分の住所・氏名を入力するページのことです。
さて、申し込みフォームというのは、実店舗で言うと「レジ」にあたります。
実店舗では店員の目が気になりますから、レジまで商品を持って来て、「やっぱり購入するのはや〜めた」という人は余りいません。
でも、ホームページの場合は、レジ(=申し込みフォーム)までやって来た人のうち、申し込みを行わないで帰ってしまう人が、相当たくさんいます。
うちの場合だと、問い合わせフォームにアクセスしてくれた人のうち、半分以上の人は申し込みを行いません。つまり、申し込みフォームというレジの前まで来た人のうち、半分以上の人は商品を購入することなく立ち去ってしまうのです。
そして申し込みフォームのできが悪いと、立ち去ってしまう人が90%以上、というのも決して珍しくはないのです。
申し込みフォーム改善のポイント
さて申し込みフォームにアクセスした人に、そのまま申し込みをして頂くために重要なのが、
「入力項目を、極力少なくする」
という点です。
ネットユーザーはせっかちな人が多いので、申し込みフォームの入力項目が多いと、面倒くさがって申し込みを断念してしまいます。
よく申し込みフォームで、性別や年齢、あるいは「どのようにこのホームページをお知りになりましたか?」というアンケートをしているホームページがありますが、こうしたホームページの場合、アンケートに答えるのが嫌で申し込みをしない人がかなりいます。
また、電話番号の入力を必須にすると、申し込み比率がかなり低下します。私の経験では、電話番号の入力項目を削除したとたんに、申し込み比率が20%アップしたこともあります。
インターネットで、個人情報の漏洩を心配する人はたくさんいます。そういう人たちにとっては、電話番号や生年月日といった個人情報を、見ず知らずのホームページに登録するのは、相当勇気がいることなのです。
いずれにしても、申し込みフォームの入力項目数と、申し込みの比率は反比例します。申し込みフォームを作るときは、最小限の項目に絞って作成しましょう。
申し込みフォームで信頼感を与える
入力項目の数を減らすのと同じくらい重要なのが、「申し込みフォームで、信頼感を与える」と言うことです。
実店舗でも、レジのお兄さんがパンチパーマの人相の悪い人だと、商品を購入するのをためらうと思いますが、ホームページも同じなのです。
店員とお話しすることができないインターネットでは、この「信頼感」が非常に大切になります。「何となく怪しい」ホームページでは、物を売るのは本当に難しいです。
それでは、信頼感を与えるにはどうすれば良いでしょうか?
細かいテクニックは色々とありますが、次の二つが「お手軽」で「効果的」な方法です。
方法1:連絡先の電話番号を、各ページに明記する
方法2:スタッフ(できれば社長、店長)の写真を掲載する
会ったこともない人から、物を買うわけですから、「当店は信頼できますよ」ということを、とにかくアピールする必要があります。そのアピール方法として、電話番号とスタッフの写真は、非常に効果的です。
「何かあっても電話できる」という安心感、あるいは「写真を出すくらいだから、きっと大丈夫だろう」という期待感が、御社の信頼性を高めてくれる訳です。
でももちろん「写真」は映りの良いのを選んでくださいね。間違っても「人相の悪い写真」は使わないように・・・(^_^;
以上で、申込みフォーム改善のポイントがご理解頂けたことと思います。ぜひ申込みフォームを改善して、「レジの前で立ち去る人々」を減らして行って下さい。
さて続いては、ホームページ作成の現場の話を少ししてみましょう。
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