前節までで、ホームページ作成における営業の考え方についてご理解頂けたと思いますので、本節からはホームページ作成における商品戦略について考えてみましょう。
ホームページに向いた商材
まず最初に、「ホームページに向いた商材」についてお話ししましょう。
ホームページで売れやすい商品というのには、一定のパターンがあります。大きく分類すると、下記の3つの商品がホームページでの販売に向いています。
1)実店舗で買うのが恥ずかしい商品
エッチ系の商品や、コンプレックス商品(かつら、等)といった、店員がいる店舗では買うのが「恥ずかしい」商品は、ネット向けです。
ご存じの通りインターネットで最大のマーケットは「アダルト産業」ですが、これは「買うのが恥ずかしい」商品がネット向けだ、ということを証明していますね。
2)豊富な情報が必要とされる商品
販売するときに、長〜い説明をしないと売れないような商品は、ホームページ上で「詳しい説明」を行うことにより、販売が比較的スムーズに行きます。
必ずしもネット完結型で売れると言うわけではないのですが、営業マンとコンタクトする前に、読者はホームページで情報を入手していますから、営業マンによるセールスがかなりスムーズになります。
代表的なこの手の商品としては、健康食品、ワイン、コンサルティング、住宅、等があげられます。
3)近くのお店では入手できない商品
いわゆる「レア物」あるいは「こだわりの商品」と呼ばれるような、近くのお店では入手できない商品もネット向きです。
近くのお店では入手できないけど、「どうしても欲しい物」をネットで探すのは、今や常識になって来ました。Yahooや楽天等の「オークション」を覗いてみると、こうしたレア物が大繁盛です。
また、地方の特産品や、海外から輸入したレアな製品、もこの分類に属します。
ホームページに向いた商材のサンプル
たとえば、昆虫の「クワガタ」といった商品は非常にネットむけで、上記3)の「近くでは入手できない商品」にあたります。
多くの人はクワガタを買うのはデパートでしょう。もちろん「昆虫屋さん」でも売っているのでしょうが、ほとんどの人はどこに昆虫屋さんがあるのか分かりません。
そこで、デパートには売っていないようなクワガタを子供の誕生日に買いたいとか、デパートよりももっと安くクワガタを買いたい、といった場合には、インターネットで検索してくるわけです。ですから、上手にホームページを作りさえすれば、かなりの人気が出る商品だと思います。
逆に、「洗剤」とか「ビデオテープ」というのは、あまりネット向けではありません。
このような日用品の場合、なにもわざわざネットで買わなくても、その辺のスーパーでも購入できます。
商品を届けてもらうために住所・氏名を入力する手間を考えると、ほとんどの人はこうした商品をネットで買いたいとは思わないでしょう。
従って、こうした日用品をホームページで紹介しても、ほとんど売上は期待できません。大規模な小売店のネット部門ならともかく、普通の中小企業がやってもほとんどペイしませんから、こうした商材は取り扱わない方が良いでしょう。
このように、ホームページでの商材選びは非常に重要です。
自分が売りたい商材ではなく、なるべくネットに向いた商材を選ぶようにしましょう。売りたい商品ではなく、「売れやすい」商品を、まずは取り扱いましょう。
「売れやすい商品」を売るノウハウがついてきたら、その後、徐々に自分が売りたい商品を追加していけば良いと思いますから。
さて、ホームページ向けの商材が分かったところで、次は実際にホームページで商品を販売するポイントについてお話ししてみましょう。
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